タップル誕生 タップばかりだと指の指紋がきえそう・・・ ②歴史好きのテル君
テル君は日の空いた時間は、家の近くの公園にいってお散歩をしたり、図書館に行ったりして過ごすそうだ。
落ち着いた生活。家の近くの河原では季節を感じることができるとのことだ。
今でこそ「こういう人なら良いパパになりそうだな」と思える。
心の均衡が取れてこそバランスの良い生活が送れるというもの。
でも、激務体ボロボロの私は「この状況から救いだしてほしい」などと
自分のことに焦点を当てすぎて、こんなにも私の体を心配してくれる人がいるありがたい状況を俯瞰できずにいた。
その当時よりさらに10年前ほど。
会社生活8年目の時、まだ20代の時に転職活動をしたことがある。
大手転職エージェント3社にwebで3社面談のアポを入れた。
「正社員を紹介するエージェント」だった。
まだまだ20代、正社員でやっていきたい。
今の海外とかかわる仕事の延長ももうちょっと続けていけたらいいとおもうし
できればもう少し体が楽になる方向にもっていきたかった。
実はエージェントの面接日の前は、3時間ほどしか眠れていない。
金曜日の仕事は前日の海外とのやり取りで、終わったのが朝、それからタクシーで家にかえり、面接に臨んだ。
・・・うまくいくはずがない。。。
某エージェントの30代後半男性(勝手に ニンジンメガネ と名付ける)には「本当に転職する気あるんですか?」と辛らつな言葉をいただいた。言った後にサービス業で言ってはならぬ一言を言ったニンジンメガネの態度は変わった。
言葉は言った瞬間に魂をもって歩きだしてしまう。
ニンジンメガネよ、私はあなたにマージンが入るくらいなら他の人を探す。
2社目エージェント30代後半女性。
目がくりっとした女優のようなお名前とお顔立ち。
こちらの会社、行ってよかった。
履歴書と職務経歴書を見てもらいながら、今の仕事の状況を話した。
女優エージェント「まずね」
女優エージェント「その夜勤明けのような状態で、新しく仕事まかせよう、って企業におもわれるかな?目の下にクマ作って、頑張っているね」
マロン「はい・・・」
女優エージェント「そんなにがんばっていて、この職務経歴書はもっとよく書けるよ。
英語使って仕事してるんでしょ」
マロン「そう言ってしまえば聞こえがいいけれど、単語並べて、GO AHEAD!といえば何とかなる程度で、自分でしゃべっていて笑っちゃうんですよ」
女優エージェント「それでもコレポンっていうんだよ。評価低く書きすぎている」
マロン「しゃべっていて、相手に伝わってないと心配になったら、「メール見て!」ってそこからまた英文メールをかきだすんです」
女優エージェント「ちゃんと仕事してるよ。入社からよく頑張ったね。でもこのまま続けられるのかな?女性の体って一旦壊すと元に戻すのが大変だよ。」
マロン「実はもう体内時計がくるっているのか、休日にふっと落ち着いたときに体が緩みすぎて失禁しちゃったり、、、ホームに立っていてふらっとなって電車にぶつかったり・・・」
と言っているうちに涙が目にたまってきた。
こぼれ落ちそう。誰かに言わないともうパンクしそう。
つづく
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派手に転んで満身創痍でも掌に10円握りしめて、いいものひろったと思えるタイプ
マロン